✅ アレルギー性鼻炎治療マニュアル
1. 生活環境の整備(アレルゲン回避)
| アレルゲン | 主な対策 |
|---|---|
| 花粉 | マスク・眼鏡、外出後の洗顔/うがい、洗濯物を外に干さない |
| ダニ・ハウスダスト | 布団乾燥機・高温洗濯、掃除強化、カーペット控える |
| ペット | 寝室に入れない、空気清浄機 |
| カビ | 換気、除湿、風呂場・水回り掃除 |
➡ まずは原因特定が重要(血液検査RAST/IgEなど)
2. 薬物療法(第一選択)
| 薬の種類 | 効果 | 代表例 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 抗ヒスタミン薬 | くしゃみ、鼻水 | アレグラ、クラリチン、ビラノア、デザレックス等 | 眠気少ない第2世代が主流 |
| ステロイド点鼻薬 | 鼻詰まりに強力 | ナゾネックス、フルナーゼ等 | 長期使用OK/即効性は弱め |
| ロイコトリエン受容体拮抗薬 | 鼻づまり | キプレス、オノン | 特に通年性アレルギーに |
| 点鼻血管収縮薬 | 一時的な鼻づまり解除 | ナシビン等 | 連用はNG(薬剤性鼻炎) |
➡ 基本は「抗ヒスタミン薬+ステロイド点鼻」
3. 免疫療法(根治を目指す治療)
| 種類 | 方法 | 期間 | 適応 |
|---|---|---|---|
| 舌下免疫療法 | 舌下にアレルゲン投与 | 3〜5年 | スギ花粉/ダニ |
| 皮下免疫療法 | 注射 | 3〜5年 | 多くのアレルゲンに対応 |
✅ 長期効果あり
⚠ 即効性はなく、継続が必須
4. 手術療法(薬で不十分な場合)
| 手術法 | 対象 | 内容 |
|---|---|---|
| 下鼻甲介手術 | 鼻づまり | 粘膜を縮小し通りを改善 |
| 鼻中隔矯正術 | 鼻中隔湾曲症 | 空気の流れを改善 |
| 粘膜焼灼術(レーザー等) | 鼻閉改善 | 外来で可能なことも |
5. 併存疾患の確認
アレルギー性鼻炎は、以下と併存しやすい
アトピー性皮膚炎
気管支喘息
副鼻腔炎(後鼻漏)
→ 総合的に治療することが効果UP
治療アルゴリズム(簡易)
1️⃣ 症状軽度 → 抗ヒスタミン薬
2️⃣ 鼻詰まり強い → ステロイド点鼻追加
3️⃣ 効果不十分 → ロイコトリエン薬併用
4️⃣ 長期管理 → 免疫療法検討
5️⃣ 重症持続例 → 手術も視野に
補足:セルフケア
温かい蒸しタオルで鼻周囲を温める
生理食塩水で鼻うがい
規則正しい生活(睡眠不足は悪化因子)
アルコール/喫煙を避ける
📌 注意
市販薬で改善しない場合は耳鼻科受診
小児・妊娠中・既往症ある方は医師と相談




