簿記3級で作る決算書とは
簿記3級で作る決算書とは
簿記3級では、
貸借対照表(B/S) と 損益計算書(P/L) の2つを作成します。
貸借対照表:期末時点の財産状況
損益計算書:一定期間の経営成績
この2つは必ずセットで作られます。
決算書作成までの全体の流れ(重要)
簿記3級では、次の順番を正確に理解することが最重要です。
① 仕訳
② 総勘定元帳
③ 試算表
④ 決算整理仕訳
⑤ 決算整理後試算表
⑥ 損益計算書
⑦ 貸借対照表
この流れを暗記ではなく「意味」で理解しましょう。
① 試算表の確認
決算書は、決算整理前の試算表をもとに作成します。
この段階では、減価償却や未払費用などはまだ反映されていません。
② 決算整理仕訳(3級範囲)
簿記3級で出題される主な決算整理は以下です。
減価償却
売上原価の算定(仕入の繰越)
未収収益・未払費用
前払費用・前受収益
貸倒引当金(簡易)
これらを仕訳として追加します。
③ 決算整理後試算表を作る
決算整理仕訳をすべて反映させ、
決算整理後試算表を作成します。
この試算表が、
決算書作成の直接の材料になります。
④ 損益計算書(P/L)の作成
損益計算書は、
収益と費用の勘定科目のみを使って作ります。
作成手順
売上高を記入
売上原価を計算
売上総利益を算出
販売費及び一般管理費を差し引く
当期純利益(または損失)を算出
基本構造(3級)
売上高
- 売上原価
= 売上総利益
売上総利益
- 販売費及び一般管理費
= 当期純利益
⑤ 貸借対照表(B/S)の作成
貸借対照表は、
資産・負債・純資産の勘定科目を使います。
作成手順
資産の部を記入
負債の部を記入
純資産の部を記入
純資産の部には、
**当期純利益(P/Lで計算した金額)**を必ず反映します。
⑥ 決算書の関係性(超重要)
損益計算書の当期純利益
→ 貸借対照表の純資産に加算
このつながりは、必ず試験に出ます。
⑦ 簿記3級でのよくあるミス
決算整理前の数字で決算書を作る
P/LとB/Sの利益が一致しない
勘定科目を間違った表に入れる
売上原価の計算ミス
まとめ
簿記3級の決算書作成は、
「仕訳 → 試算表 → 決算整理 → 決算書」という
流れを正しく追えるかどうかがすべてです。
決算書は暗記ではなく、
「どの科目が、どこに行くのか」を理解すれば確実に解けます。