🛡 情報セキュリティマニュアル(サンプル)

🛡 情報セキュリティマニュアル(サンプル)

第1章 目的・適用範囲

1.1 目的
本マニュアルは、当社の情報資産を適切に管理し、漏えい・改ざん・紛失・不正利用等のリスクを防止することを目的とする。

1.2 適用範囲
本マニュアルは、当社に所属する全従業員(正社員、契約社員、パート・アルバイト、派遣社員、外部委託先を含む)に適用する。


第2章 基本方針

  1. 情報は会社の重要な資産として、機密性・完全性・可用性を維持する。

  2. 全従業員は情報セキュリティの重要性を理解し、ルールを遵守する。

  3. 違反が発覚した場合は、懲戒処分または法的措置を取ることがある。


第3章 情報資産の管理

3.1 分類と取扱い区分
情報資産は、重要度に応じて以下のように分類する。

区分取扱いルール
機密情報顧客情報、社員個人情報、契約書外部持出禁止、暗号化必須
社外秘社内報告書、売上資料関係者以外への共有禁止
社内限定業務マニュアル、議事録社内ネットワーク内のみ
公開情報プレスリリース、Web掲載情報社外公開可能

3.2 情報資産の管理責任者
部署ごとに情報管理責任者を置き、文書・データの保管、アクセス権設定を管理する。


第4章 PC・スマートフォン等の利用

  1. 貸与された機器は業務目的でのみ使用する。

  2. OS・ソフトウェアは常に最新の状態に保つ。

  3. 不要なアプリ・ソフトのインストールは禁止。

  4. 紛失・盗難が発生した場合は直ちに上司および情報管理部門に報告。


第5章 パスワード管理

  1. 他人に推測されやすいパスワードは禁止(誕生日・社員番号等)。

  2. パスワードは8文字以上、英数字・記号を組み合わせる。

  3. 定期的(3〜6か月)に変更する。

  4. パスワードを他人と共有・メモ書きすることを禁止。


第6章 メール・インターネット利用

  1. 不審なメール・添付ファイルは開かず、情報システム担当に報告。

  2. 私的なWebサイト閲覧、SNS投稿、ファイル共有サービス利用は禁止。

  3. 外部送信時には、宛先・添付ファイルを必ずダブルチェック。

  4. 機密情報を送信する場合は、パスワード付ZIPまたは暗号化通信を使用。


第7章 外部記録媒体・持ち出し

  1. USBメモリ・外付けHDDなどの使用は原則禁止。

  2. やむを得ず使用する場合は上長承認を得る。

  3. 機密情報を外部に持ち出す際は暗号化する。

  4. 紙資料の持ち出しも原則禁止。


第8章 クラウド・外部サービスの利用

  1. 会社が承認したクラウドサービスのみ利用可。

  2. 無断でGoogle Drive・Dropbox等を使用することは禁止。

  3. アカウントの共有禁止。アクセス権は最小限に設定。


第9章 在宅勤務・リモートワーク時の対応

  1. 自宅ネットワークにはパスワード設定を必須とする。

  2. 公共Wi-Fiの利用は禁止。VPNを使用する。

  3. 家族や第三者に業務画面・資料を見せない。

  4. 機密資料の印刷・廃棄ルールを遵守。


第10章 事故発生時の対応

  1. 情報漏えい、誤送信、紛失、不正アクセス等を発見した場合は、即時報告

  2. 報告経路:本人 → 上司 → 情報管理責任者 → 経営層。

  3. 事故発生後は速やかに原因調査と再発防止策を実施。


第11章 教育・監査

  1. 新入社員および全社員に対して年1回以上のセキュリティ教育を実施。

  2. 監査担当部門が定期的に実施状況を点検。

  3. 違反・不備が認められた場合は是正を指導。


第12章 罰則

  • 故意または重大な過失により情報漏えいが発生した場合、懲戒処分の対象となる。

  • 法令違反の場合、刑事罰または損害賠償の責任を負うことがある。


付録

  • セキュリティチェックリスト

  • インシデント報告書テンプレート

  • 情報資産管理台帳フォーマット


💡運用のポイント

  • 更新頻度:年1回+法改正・組織変更時に見直し

  • 形式:Word/PDF/社内Wiki/eラーニング教材化も可

  • 共有方法:入社時配布、社内ポータル掲示、年次教育で説明